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膝蓋骨内方脱臼の手術

 実は先日初めて整形外科の手術をするチャンスがありました。膝蓋骨内方脱臼の手術です。
 この病気は小型犬や柴犬に非常に多い先天的な疾患なのですが、その多くが特に何も治療しなくても症状は軽度で、たまに跛行したり痛みが出たりする程度です。しかしまれに慢性的な跛行や、後肢の強烈な変形が起こる場合があり、そういった時には外科手術が必要になって来ます。しかし私の勤める病院ではこの病気はほとんど手術の適応としないのですが・・・
 さて今回の私の担当した症例の詳しい状態の説明は省きますが(笑)、手術方法を簡単に説明します。通常膝蓋骨(膝のお皿)は大腿骨の滑車と呼ばれるレールのような所にすっぽりと収まっています。しかし犬ではこの膝蓋骨が内側にずれてくる事があります。そのずれを防ぐために滑車の溝を深く削ったり、特殊な形をしたピンをレールの上に設置したりします。
 今回そのピンの代わりに普通の形のスクリューを滑車の内側に2個設置する事で、膝蓋骨の固定を試みました。実はそのピン、設置すると頭の出っ張りが高く飛び出して腫れたり痛みが出たりする事があります。これを通常のスクリューに代替させれば少しはましになるのではと考えた訳です。

膝蓋骨内方脱臼の手術1

膝蓋骨内方脱臼の手術2

 この手術最初私は院長が執刀するものと思っていたのですが、突然私がする事となり心の準備も何もないままスタートしました。幸い大きな出血もなく簡単に関節にアプローチする事が出来、スクリューも失敗する事なく一発で設置できました。余りに上手く行ったので少しあっ気なかった程です。もっともこの膝蓋骨内方脱臼の手術自体は整形外科の初歩なんですけどね(笑)。

膝蓋骨内方脱臼の手術3

 さて上手く歩ける様になるのでしょうか?
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またまた香川県に帰省

 先週に引き続きまたまた実家に帰省しています。実は月に1回金曜日に香川県で開かれている小動物獣医師のセミナーに、去年の秋頃から参加しています。夜9時からSTARTするのですが、通常通り8時まで仕事をしていては間に合いません。この日ばかりは早めに帰らしてもらえます。翌朝も10時に出勤が許されているので本当に助かっています。セミナー参加費の3500円も病院が出してくれるので、院長には本当に感謝しています。
 セミナーで勉強した事を日々の診察で生かす事が出来れば良いのですが・・・。
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こんにちは。
日々悪戦苦闘する動物病院院長の日常から、趣味の事まで幅広く描いて行きます。
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