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梅雨入り

   梅雨入り1

 岡山もここ数日連日の雨で梅雨入りしたみたいです。
 
 アルは相変わらず部屋の中でノビノビと遊んでいます。
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肺腫瘍の末期像

    肺腫瘍の末期像1

    肺腫瘍の末期像2

 先日食欲・元気がないとの事で12歳のパグ(未去勢、♂)が来院して来ました。

 重度の呼吸困難とチアノーゼ、聴診により湿ラ音が聞こえました。

 胸部レントゲン撮影をした所、上の様な画像が得られました。

 肺全体にMassがいくつも見られて、肺腫瘍の末期の様子です。肺の腫瘍の場合、多くがどこか他の臓器の腫瘍の転移なのですが、その原発は分かりません。ここまで肺全体にMassが広がっているのは、私もあまり見た事がありませんが、残念ながら予後不良と言わざるを得ません。

犬の腸閉塞(首輪を食べたT・プードル)

    犬の腸閉塞(首輪を食べたT・プードル)1

 先日何度か嘔吐があり、首輪を吐いたトイ・プードルが来院しました。腹部触診にて、やはり首輪の様な細長い構造物が、腸内に触れました。
 超音波検査にて上の写真の様に強いシャドーを引く構造物が、右腹部の十二指腸付近に確認されました。

    犬の腸閉塞(首輪を食べたT・プードル)2

    犬の腸閉塞(首輪を食べたT・プードル)3

 腹部レントゲン写真にてやはり首輪が十二指腸に確認されました。首輪の金属部分が写っています。

    犬の腸閉塞(首輪を食べたT・プードル)4

    犬の腸閉塞(首輪を食べたT・プードル)5

 手術にて結局2本の首輪が摘出されました。

犬の膣の腫瘤

犬の膣の腫瘤1

 きょうは8歳のシェルティーの膣に出来た腫瘤を切除しました。

    犬の膣の腫瘤2

 上の写真の指先の会陰部が脹らんでいますが、膣の背側に直径5㎝ほどの腫瘤があります。

    犬の膣の腫瘤3

 膣の腫瘤のほとんどが有茎状であるため、その根元をちょん切る事で結構簡単に切除できます。

    犬の膣の腫瘤4

 今回も根元を結紮する事で切除しました。

犬の膣の腫瘤5

 ついでに避妊手術もしておきました。子宮頸部の異常は見られませんでしたが、両側の卵巣に少し大きな以上卵胞がありました。
 手術は無事終わりましたが、腫瘤を適切に切除しても、避妊手術をしても、再び腫瘤が出来る時は出来ます。以降要観察です。

最近暖かくなって来た

        最近暖かくなって来た

 最近暖かいというより暑くなって来ましたが、アルがストーブの前が好きみたいなのでまだ夜は点けています。

 ただもうすぐ灯油も切れるので、そろそろストーブもお終いですね。

 それにしても暑くないのでしょうか?

子宮蓄膿症と思ったら・・・・・

子宮蓄膿症と思ったら・・・・・2

 動物病院では毎年この時期、フィラリアの予防や狂犬病などでものすごく忙しくなります。今日は土曜日という事もあり、ものすごく来院されました。私は前日のセミナー参加で、今日は少し遅い10時から香川県から出勤しましたが、病院に到着した頃にはすでに駐車場は満車でした。

 さて今回の症例ですが、1週間前下痢と食欲不振で来院された12歳のM・シュナウザーです。直感で子宮蓄膿症かなぁ~と思ったので、腹部の超音波検査をした所子宮の異常はなかったのですが、左腎に腎結石、肝臓に結節病変、膀胱結石、脾腫が見られました。

 しかし血液検査では白血球の増加と若干の貧血以外は見られなかったので、いまいちパッとしない結果となりました。例えば腎結石で腎不全などに進行していれば、血液検査結果に出て来るはずなのです。

 これらの超音波検査結果が食欲不振につながるかどうかの決定的な証拠はまだありません。

 結局この時は抗生剤と、下痢止めの薬を処方して、次回の来院時に尿を持ってくるように指示しました。


 そして1週間後、超音波検査にて子宮蓄膿症が確認されました。

子宮蓄膿症と思ったら・・・・・1

 やっぱり一番最初の直感が正しかったのです。

恒例のセミナー

 今日は恒例のセミナーで香川県に来ています。

 日獣大のT村先生のレクチャーで、腎臓病を中心に症例検討の形で講演されました。

放浪息子 1巻

      放浪息子 1巻

 今日岡山市内に用事があったので、放浪息子のBlue-ray Disc を買って来ました。ついでに言うとBlue-ray を買うのは初めてです。

 原作者の志村貴子さんは前作の「敷居の住人」の頃からファンでした。「敷居の住人」は結構乾いた作風でしたが、「放浪息子」連載開始当初はほのぼのとした感じで、路線変更かな?と思ったのですが、最近の連載ではやっぱり乾いた感じになって来ました。

犬のマイボーム腺腫

    犬のマイボーム腺腫1

 今日は犬のマイボーム腺腫の手術をしました。

 マイボーム腺腫は、犬の瞼にある分泌腺「マイボーム腺」と言うものがあって、これがよくイボ状に腫脹します。ほとんどが良性の腫瘍で、外科的に摘出する事で良好に経過します。

    犬のマイボーム腺腫2

 症例は左上眼瞼外角に直径5㎜のイボ状の腫瘍です。

 まずクサビ状に眼瞼を腫瘍と一緒に切除し、1糸のみ縫合しました。

アルと一緒に帰省

アルと一緒に帰省1

 GW中はアルを連れて実家に帰省しました。仕事が終わって5月2日の夜に帰りました。案の定高速を走行中はずっと鳴きっぱなしでした。

 翌日には私の部屋にもすっかり慣れた様子で、4日の午後にまた高速に乗って帰りました。
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こんにちは。
日々悪戦苦闘する動物病院院長の日常から、趣味の事まで幅広く描いて行きます。
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