動物病院の院長が行政書士になった話㉒~記述対策~

前述したとおり、今の知識量では合格水準には達しない可能性があります。
この場合対策としては、
①新しい分野を開拓し得点源とする
②覚えている知識をさらに深める 2通りの方法があります。
①の場合「記述」があります。
私はこの時まで記述にはあまり力を入れてきませんでした。
勿論、過去問や問題集ではそれなりには解いていますが。
記述の得点以外で180点以上を取れているのが、行政書士試験では理想とされていますが、この時点での私の実力は160点程度だったと思います。
記述で20点/60点以上は取らないといけません。
行政書士試験で記述は民法から2問、行政法から1問の計3問、1問20点で60点の配点があります。
部分点がありますが、全く見当はずれの回答をしてしまうと0点になってしまいます。
5肢択1であればなんとなく正答が分かるかもしれませんが、記述式問題は0から回答しなければならず、詳細な法律の条文や判例の暗記が必要になります。
また②の場合例えば
行政手続法第21条
当該者又は参加人は、聴聞の期日への出頭に変えて、主宰者に対し、聴聞の期日までに陳述書及び証拠書類等を提出することができる。
とあります。
誰に・・・主宰者(行政庁× )
いつまでに・・・聴聞の期日までに
何を・・・陳述書(弁明書×)
と言うように細かく覚える必要があります。
しかし暗記量が膨大なため、1週間も経てばどんどん忘れていきます。
そのため教科書の細かいところまで何度も何度も繰り返し読み込んでいかなければなりません。
憲法、行政法、民法の分野は3日で一通り教科書を読み込み、それを何周も回しました。
以上のように①②の対策をするには時間が足りません。
そこで試験本番の3週間前から夜20時~23時も勉強することにしました。
仕事、食事、寝る時間以外は勉強に当てました。
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