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膿胸と筋間の膿瘍を併発した猟犬

膿胸と筋間の膿瘍を併発した猟犬1

 先日少し珍しい症例を診ました。6歳ポインターの雄(猟犬)で、右の腹部が腫れていて食欲がないとの事で来院して来ました。

膿胸と筋間の膿瘍を併発した猟犬2

膿胸と筋間の膿瘍を併発した猟犬3

 診察したところ右の第10~13肋骨上に手拳大の固い盛り上がりがありました。私は最初これを、腎臓や肝臓が腫れて、外に突き出したのではないかと思いました。
 しかし超音波検査をした所・・・

膿胸と筋間の膿瘍を併発した猟犬4

 どうやら筋肉の間に液体の貯留がある事が分かりました。穿刺した所、膿汁の貯留が確認されました。

 通常ですと単なる「筋間の膿瘍」と診断して終わる話ですが偶然撮ったレントゲンで・・・

膿胸と筋間の膿瘍を併発した猟犬5

 右の胸腔に液体が貯留している事が分かりました。どうやらこの猟犬は膿胸も併発しているらしいのです。

 この現象は猟犬でたまに見られるのですが、山の中を走り回る際、とがった木や草が口から入り肺を傷つけ、膿胸になる事があります。おそらくそれが右の最後肋骨付近の膿瘍として外に出たのでしょう。

 普通の家庭犬ではあまり見られない症例でした。
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