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チェリーアイの手術

 今日はチェリーアイの手術をしました。因みに私にとって初めての眼科の手術です。

チェリーアイの手術1

 イヌやネコには眼の内眼角に瞬膜(第3眼瞼)と呼ばれる結膜の延長した膜があり、ここには瞬膜腺と呼ばれる涙を分泌する腺があります。この瞬膜腺が特に
ブルドック
ビーグル
アメリカン・コッカー・スパニエル

等の犬種で腫大して飛び出してくる事があります。これがチェリーアイです。この場合見た目が悪いのと、眼の充血などが起こりやすくなるので手術が必要となります。
 つい最近までこのチェリーアイは瞬膜ごと取るのが一般的でしたし、ブルドックなどの好発犬種は生後間もない頃にチェリーアイになっていなくてもよく切除されていました。しかしこの瞬膜腺を切除してしまうと、涙の分泌が減少してしまうため、ドライアイとなり乾性角膜炎を起こしてしまいます。そこで最近では瞬膜腺を温存しつつ、この瞬膜の突出を引っ込める方法が取られます。

 因みにこの「チェリーアイ」は日本だけの俗称で、外国では「ストロベリーアイ」などと呼ばれているそうです(ウル覚え)。

 さて今回私が手術を担当したイヌは詳しい犬種や症状を書くと特定されるので割愛しますが(笑)、初発で瞬膜の突出も軽度なため担当する事になりました。手術方法は「Morgan結膜ポケット法」と呼ばれるもので、瞬膜腺の周りに少し切れ込みを入れて、瞬膜腺を周りの膜で包み込み固定する方法です。手術自体はあまり難しくないのですが、このチェリーアイは手術の上手い先生でもよく再発し、再び出て来る事が良くあります。

チェリーアイの手術2
 写真は手術後の様子です。分かりにくいですが矢印の所に縫合糸の結び目があります。この結び目が眼球に触れないようにするのがポイントです。上手く行けば良いのですが・・・。
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