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犬の僧帽弁閉鎖不全症

 僧帽弁閉鎖不全症はイヌの心臓病の中で最も一般的な疾患の一つです。
 ある特徴的な雑音が聴診されるとこの病気が疑われるのですが、はっきりこの雑音が聞こえても症状がまったくなかったり、逆にわずかしか雑音が聞こえないにも関わらず症状が酷く表れる事もあります。

 症状は主に
・咳
・呼吸が荒い
・運動不耐性
・失神   
    等です。
 最後の失神が表われると心臓病としては末期になるのですが、この失神が出て初めて病院に来院される方も結構います。

犬の僧帽弁閉鎖不全症1

 レントゲンではこの様に心臓が肥大して見えます。あまりに肥大して気管を圧迫しています。そして肺全体に肺水腫の所見が見られます。

犬の僧帽弁閉鎖不全症2

 可能なら超音波検査もします。この「僧帽弁閉鎖不全症」では心臓の左の部屋にある僧帽弁と呼ばれる弁が、上手く閉じなくなる病気なのですが、弁の腱索が断裂してピラピラとしているのが確認される事があります(上の画像は分かりにくいですが)。

犬の僧帽弁閉鎖不全症3

 カラードプラではこの様にモザイク状になります。こうなると言う事は弁が上手く閉じないために、血液の乱流が起こっている事になります。この様に左心房全体がモザイク状になると言う事は、かなり重症と予想されます。

犬の僧帽弁閉鎖不全症4
犬の僧帽弁閉鎖不全症5

 各種心臓病の薬です。それぞれの重症度、投薬による反応を見ながら処方して行きます。心臓病は診断さえきっちりしていれば酷い症状でも内科療法にある程度は反応します。
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